三千院 京都・苔・桜・紅葉

三千院の魅力に触れよう。

◎門跡(もんぜき)寺院としての風格
◎苔が美しい池泉回遊式庭園
◎新緑の紫陽花(あじさい)と秋の紅葉
◎厳かな雪景色

 

京都・大原の三千院(さんぜんいん)は優美な極楽の寺として有名です。
背に小野山を負い、呂川(りょせん)と律川(りつせん)に挟まれた
静寂の地にたたずんでいます。

 

周囲は城郭を思わせるような重厚な石垣がめぐらされ、
門跡(もんぜき)寺院らしい風格をかもしだしています。
自然の地形を巧みに利用した境内には、客殿や宸殿が建ち、
有清園・聚碧園と呼ばれる京都有数の二つの美庭があります。
とくに苔庭と新緑・紅葉の美しさは息を呑むほどです。
桜、アジサイ、紅葉の美しさ、雪景色のすばらしさと
三千院は季節ごとの叙情をかきたててくれます。

 

冬の時期でも多くの参拝客・観光客が訪れます。
前日に大原のホテルや旅館に宿泊し、早朝から見るのもおすすめです。
どうぞ京都・大原の三千院をじっくりお楽しみください。

 

◇桜の見頃……… 4月上旬〜
◇あじさいの見頃…6月下旬〜7月上旬
◇紅葉の見頃……11月下旬〜12月中旬

三千院の見所

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京都市左京区大原にある天台宗の寺院。三千院門跡(もんぜき)とも称する。
山号は魚山(ぎょざん)、本尊は薬師如来。
最澄が比叡山に建てた小堂に始まり、平安末期に門跡寺院となった。
鎌倉時代に京都市中に移転したが、応仁の乱後に現在の地に落ち着いた。
※皇族や貴族の子が入寺・継承した特定の寺院を門跡寺院と称した。

 

■聚碧園(じょうへきえん)
江戸時代の茶人・金森宗和(かなもり そうわ)が手がけた池泉回遊式庭園。
大原の里を流れる律川から水を引き、境内には清流が流れ、せせらぎの音が響き渡っている。小さな庭園だが、自然の樹木を背景に手前に池泉と築山で構成される庭園を配し、その境界を生垣の刈込みで区切っている。聚碧園と有清園の美しさは作家の井上靖が「東洋の宝石箱」と賞賛したほどである。

 

■有清園(ゆうせいえん)
一面が苔に覆われた緑の庭で、低木の間を貫くように、太い杉の木立がある。このビロードのように広がる苔の美しさを目当てに多くの観光客が訪れる。
春には桜やシャクナゲが咲く景色も人気。有清園の中にある「金色水」は福寿延命の水として知られている。訪れた観光客の多くは、この水に手をぬらし祈願している。
庭園の片隅に、苔に覆われた愛らしい数体の「わらべ地蔵」が鎮座している。寝転んで頬杖をついている姿や肩を並べて寄り添っている姿。表情も豊かで思わずほっこりした気分になれる。

 

■紫陽花苑(あじさいえん)
初夏で人気なのが、奥の院にある色鮮やかな紫陽花。落ち着いた雰囲気に彩を添えてくれる。6月下旬から7月上旬頃まで、約3000株のあじさいがいっせいに咲き乱れる。

 

■往生極楽院
往生極楽院は「瑠璃光庭(るりこうてい」と呼ばれる杉苔で覆われた庭園の中に建つ。平安時代の寛和二年(986)、恵心僧都が父母の菩提のために姉の安養尼とともに建立したと伝えられる。柿葺き(こけらぶき)・入母屋造り。
彩色の名残りから建立当時は極楽の花の図などが極彩色の輝きを放ち、華やかな装いだったろうと思われる。現在ではむしろ、歴史を経た侘びたたたずまいが有清園の自然と調和し、かつての華麗さとは別の魅力が風情を漂わせている。

 

この小堂内には中央に、阿弥陀三尊が鎮座している。阿弥陀如来像を中心に、向かって右側に観音、左側に大勢至菩薩(たいせいし ぼさつ)が配されている。左右の観世音菩薩像と勢至菩薩像は、少し前かがみの正座する「大和坐り(やまとすわり)」という珍しい姿で、来迎の姿をあらわしている。
光背が納まるように造られた船底型の天井や壁には二十五菩薩・飛天・雲中供養菩薩など極楽の花園の図の彩色画が描かれている。

 

■宸殿(しんでん)
御所風の建物で、本尊に伝教大師が作ったとされる秘仏「薬師瑠璃光如来(やくしるりこう にょらい)」像がまつられている。
宸殿は代々の住職と有縁無縁の方が仏壇にまつられ回向が行われる。毎年5月30日には後白河法から伝承されている声明で行う法要「御懺法講(おせんぼうこう)」が奉納されるため、天皇が座する玉座の間が設けられている。玉座の間は虹の間とも呼ばれている。

 

■客殿
拝観受付をして進んだところが客殿。豊臣秀吉が建立したと伝えられる。
この客殿には、明治時代の画壇を代表する下村観山・鈴木松年・竹内栖鳳・望月玉泉・今尾景年・菊池芳文などの襖絵が見られる。大軸には中国天台山国清寺山門前に現存する、王義之の書いた碑「鵞」の拓本が掛けられている。

 

■金色不動堂
平成元年4月に建立されたご祈願の根本道場。堂内には長い間秘仏であった、金色不動明王像(智証大師作)を本尊として安置されている。

 

■阿弥陀石仏
花崗岩の石仏で高さ2.25m・幅1.8m。蓮華座(高さ30cm)に定印結跏趺坐している。背後の二重光背は自然石のままとなっている。鎌倉時代中期の作で木彫の手法で彫られている。「大原の石仏」とも称され、京都市で最大最古の石仏といわれる。

 

■円融蔵(えんにゅうぞう)
平成18年に新しく作られた収蔵庫の円融蔵。往生極楽院と同じ船底型の天井。創建当時の極彩色で壁画を復元し、極楽浄土の世界を再現している。鎌倉時代の木造救世観音半跏像や不動明王像、客殿にあった襖絵など多くの文化財が収蔵されている。常設展や年1回の特別展も行われる。


三千院の拝観時間・拝観料 ・住所・交通アクセス

■拝観時間………8時30分〜15時30分(12〜2月は17時)※年中無休
■拝観料…………700円
■住所……………京都市左京区大原来迎院町540
■交通アクセス… 京都バス停「大原」から徒歩10分

 

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京都観光にはホテルや旅館に宿泊して、じっくり見て廻るのも素敵ですね。
ホテルや旅館でおいしい料理を贅沢に味わう。さらに思い出深い京都になると思います。
では京都観光をお楽しみください。